創業社長様と二代目社長様の事業承継の悩みの違い


株式会社河野コンサル

コンサルタント 太田 久也

事業承継のご相談をお聞きする中で、同じ事業承継のお悩みといっても、創業社長様と2代目(以降)社長様とでは悩まれている部分が大きく異なる部分があります。
創業社長様のお悩みのほとんどは、『株価が高い、何かいい方法はないか』というご相談がほとんどですが、2代目(以降)社長様のお悩みの多くは『株がちらばっている、どうしたらいいか』というご相談が非常に多いというのが特徴です。このちがいは、創業社長様は、自分が一から会社を作ってきて、創業者パワーとしてのカリスマ性で会社を引っ張ってこられている部分も大きく、ゆえに、支配権の重要さよりも財産権である相続税をメインに対策を打ってしまわれる傾向が強く、結果として株式を分散させてしまっています。しかし、二代目社長様は創業社長様が株を分散させた結果、確かにいくらかは相続税が安くなったとしても、後々安くなった相続税よりもはるかに高い金額で株を買い戻しているというのが現状です。
したがって、安易な相続税対策は、その効果以上の大きな負担を次世代が負いかねないということになりかねないので、事業承継対策をこれから検討されるにあたっては、相続税の問題だけでなく、支配権の問題、ご家族間の相続問題(もめないように)をバランスよく考慮した上で、検討する必要があります。

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