定期的な自社株評価のススメ

株式会社河野コンサル

シニアアナリスト 楯岡 亨

皆様の会社では自社株式の評価(概算含む)を毎年なさっているでしょうか。
今回は定期的な自社株評価・現状把握がなぜ大切かを取り上げたいと思います。
未上場企業の株価は、基本的には、国税庁の発表に基づいて計算する類似業種の株価とその企業の実力とも言うべき純資産の株価との組み合わせで決定されます。これらの計算をするときに、一番大きなインパクトを与えるのは直近決算での利益額です。そのため、(類似株価の変動によって期中でも株価は動いていくわけですが)一番株価が変わるのは毎年の決算後ということになります。しかし、単純に自社利益の増減だけで判断できるわけではありません。
自社の利益が前年割れしていても、同業の上場会社実績が自社以上に悪ければ、株価は上がりますし、逆に増収増益を達成しても類似業種の企業がそれ以上によく儲かっているならば株価が下がるということもあります。実際、相対的な評価となるため、なかなか予想どおりにはならないのが未上場企業の株価と言えるかもしれません。だからこそ、年に一度、決算書が確定したとき(申告後)に自分の持っている株式の評価が今どうなっているか、チェックしていくことをお勧めいたします。東日本大震災・ギリシャを発端とする欧州金融危機・史上空前の円高と経営環境が激しく変動するなか、株価もまた大きな動きを示している可能性があり、もしかすると事業承継の対策を進める好機となっているかもしれません。

 

 

 

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