見た事のない無議決権活用法

司法書士リーガルバンク
代表 鈴木 泰幸 

ソフトバンクは、イーアクセスの株を99%無議決権化し所有。

残りの1%を議決権株式として残し、この内67%の議決権株(全体株数からみると0.67%)をサムソン電子やオリックス等11社に売却予定。

通常、無議決権株式の活用法は、議決権株をソフトバンクが握り、他社に無議決権を渡すのが、普通の手法。

今回はその逆を行った。

なぜ、ソフトバンクは支配権を手放したのか。

33%の議決権では、今後、株主総会において特別決議の拒否権すらない。

様々な記事によると、総務省は、周波数帯を公平に配分する観点からイーアクセスの完全子会社化を問題視。

周波携帯電話3位のソフトバンクによる同4位のイーアクセスの買収をめぐり、これまでの両社への電波の割り当てが再編後も妥当かどうか調査する事になっていた。

しかし、ソフトバンクはせっかく株式交換で取得したイーモバイルの100%株を手放したくない。苦肉の策として、99%無議決で所有し、残り、1%議決権の内、67%の支配株(特別決議可能)を手放した。

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