カリスマ性の高い経営者、後の承継は至難の技

株式会社 河野コンサルiStock_000002823715_Small
代表取締役社長 河野 一良
今年4月同族会社のオーナーが出張中に心臓麻痺にて死去、お別れ会に参加した、当社の会員で優秀な経営手腕を発揮し、事業を海外に拡大、会社を大きく発展させより大きくしつつある最中での突然の死去で有った、60歳前半の事で経営者としては油の乗りきった年齢であり、後継者の育成もこれからといった段階で、準備は出来ていなかったと思われる。
創業者で有りカリスマ性の高い経営者が急にいなくなれば、後の承継は至難の技となって、土台を揺るがす事にもなりかねない。会社を後継者に引き継いでゆくことは元気なうちに於いてでも難しい、100年を超える歴史のある世界企業の40%超が日本に有り、引き継ぐためのノウハウは蓄積されているとはいえ、引継に失敗し消えて行く企業が多いことは、枚挙にいとまは無い程巷に数多くある。引継には会社の文化をどうして引継ぐか、経営力の備わった手腕を身に付けさせるか、会社の後継者として同族内・社員・取引先・銀行・株主に納得させるかなど、乗り越えるべき多くの壁が立ち塞がっている、時間・労力・資金を注ぎ込んでも成功するとは限らないと言える程完全な継承は簡単ではない。会社には社員がおり生活の維持、技術の伝承・社会貢献・納税等大切な責任と義務がある、今回の事例は他の事業者に於いても何時降りかかるか分からない、明日は我が身と思い事前の備えに早めに取り組むことをお勧めしたい。

 

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