河野コンサル 代表取締役社長 河野 一良
当社は、来年2010年で10周年になります。来年の1月~2月、東西において周年行事の開催を予定しており、会員の皆様のご参加を頂いて皆様のご恩に少しでも報いたいと計画しておりますので、ご参加の程、宜しくお願い致します。
経済面において、凄まじいビジネス環境は続行中ですが、夏も過ぎ、季節は秋本番の様相を呈してまいりました。皆様もより一層の頑張りで経営に励んでいることと思います。
さて、日本国も8月30日の選挙で予想を上回る政権交代が起こりました。ドル支配の構図が壊れ、米国の経済力に陰りが見えた今、世界の変動及び自国の将来を考えた国政を期待できる形が遅蒔きながらできたようです。政策の変化に注意しましょう。
しかし、経営の勝負期、事業承継のタイミングは待ってはくれません。環境の変化を見極めながら、先手先手と経営の舵取りを行なおうではありませんか。経済下最悪期を脱しつつあるようですが、今こそ将来を見据えたリーダーシップを発揮することが最重要の時ではないかと思っています。
私は、事業承継の観点より「自社株式」に於いて予測される問題解決には、100年に一度の株価下落を活用し、このチャンスを捉え、次の3点の検討をお勧めしたいと思っています。
① 歴史が古く、相続分散等の為、株主が会社の内外に散らばっている会員企業は、今が回収し、まとめるチャンス。
② オーナー個人の所有株式が多く相続時の納税が危惧され後継者への自社株式の集中が難しい場合。
1.今の内に後継者に許される範囲で移す。
2.持株会社(身代わり会社)へ可能な限り譲渡する。
③ 関連会社間の合併・M&Aの実施。
当社に対する申し出も上記の①~③のニーズが増加していることから会員の皆様にもこの機会に対応する点の有無を確認することを提案します。
物事には全て表と裏が有り、世界不況と言われている今日でも
① 事業承継(社長の交代も多発する)
② 会社組織の変更と無駄の排除
③ 将来ビジネスを見据えた経営戦略の転換
等、この厳しい環境下であればこそ思い切った戦略を立てられ、又、受入れ易い時だと思います。
Facebook
Twitter
Feed